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妄想の整理整頓

先日とある新人賞に小説を投稿しました。

その際にB5のでっかい封筒に宛先を書いたんですが

誤字のないように気を張っていたことと

手書きで字を書くのが久しぶりだったことで異様に手が疲れました。

というわけで小説は書いているときももちろん大変なことは多いんですが

出来上がった後も案外大変だったりします、という話です。

①推敲して誤字脱字がないかどうか地道にチェックする

②原稿とは別に応募要項を書いて用意する

③あらすじを指定文字数内に収めて分かりやすく書く

④実際に原稿を紙に印刷する

⑤ページ飛びや印刷ミスがないか確認する

⑥原稿にパンチで穴を開けて紐などで閉じる

⑦封筒に丁寧に宛先を書く

⑧原稿を郵便局に持っていく

ざっと上げると以上のような感じです。

これをひとりで黙々とやっていると内職でもしているような気分になってきます。

といっても好きでやっているわけですし実際内職のようなものなんですが。

しかし、ここまでの段階を乗り越えて無事期日までに投稿し終えることができると

その合否に関わらず、いつもとてもすがすがしい気持ちになれるんです。

ずっと放置していた洋服を綺麗にたたんで箪笥にしまった後のような

すっきりした気持ちとでもいいましょうか。

まさに妄想の整理整頓です。

小説ってつまるところは自分の脳内の産物なわけですが

紙に印刷した時点でそれは手で触れる現実の物になります。

その存在があやふやだった自分の脳内のストーリーが現実に形になる。

印刷代もバカにはなりませんが、これは一種の快感です。

気持ちの面でもひとつの区切りになります。

それまでの何ヶ月間、下手をすれば一年、二年と頭の中で考え続けてきた作品の

世界から離れるというのはなかなか感慨深いものがあります。

そういう喜怒哀楽では表せない感情が脳や心というものを

活性化させるということも、もしかしたらあるのかもしれないですね。
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世界の新着動画とは

またまた人から教えてもらって知ったんですが

ニコニコ動画内?の世界の新着動画というコーナーで先日投稿した俺の曲

『shot the shortcake』が紹介されていたようです。

名前は知ってたんですがその仕組みをなにも知らなかった俺は急な報せに

そんなものに出品した覚えはないぞー。どういうこっちゃ。えらいこっちゃ。

と、あたふた。

調べてみて分かったんですがあれはランダムで

新着動画がピックアップされるらしいですね。ああ恥ずかしい。

つまりあれはいわば突然始まる路上ライブのようなもので

ボーカロイドに興味のない人もたくさん見るんですよね。

となると当然優しいコメばかりではないわけです。

案の定密かに危惧していた「shot」は過去形だから

タイトルがヘンだ、的なご指摘もありました。

意味としてどうだろう、と俺もかなり悩んだんですが

語呂的にどうしてもshootではしっくりきませんでした。

そんな時、レゲエの神様ことボブ・マーリーの曲に

『I shot the sheriff(俺は保安官を撃った)』という

曲があることを知り、最終的にこのタイトルでいくことに決めたという流れです。

そんなこんなでこちらの意図がリスナーに届かない

むしろ良くないものとして届いてしまうことがある

という動画投稿の通過儀礼のひとつを小規模ながら味わったというわけです。

ただ、もちろん率直に好みだと書いてくれていた人もいました。

おかげで明日へのエネルギーとなりました。

突然流れてきたどこの誰とも分からんヤツの曲にそんなことを

わざわざコメしてくれる人もいるということに感動で泣いてしまいそうです。

次の曲も頑張ります。

というわけで荒波にもまれたとでもいいますか

新鮮で貴重な経験だった、という報告でした。

砂糖菓子を撃て



『砂糖菓子を撃て』とはなんだか要人暗殺ミッションの作戦名のようですが

要するに新たに動画を投稿しましたよということが言いたかったんです。

四作目『shot the shortcake』です。

歌詞はこちら
http://blog-imgs-47.fc2.com/d/o/u/doughnutsorc/201009241852203cb.txt

今回は『ストレートに』をテーマに作りました。

初めから終わりまで一気に突っ走るようなテンション高めのロックです。

下手をするとテンション高めだったのは俺だけだったということになりかねませんが

それでも当初思い描いていたものにかなり近いものに仕上がったと思います。

前作が迷子になりそうな賑やかな百貨店なら

今作は裏通りのジャンクフード店といったところでしょうか。

ちなみにこの曲はイントロがそのままサビのバッキングになっていますが

これは前々から憧れていた形式なので実現できてうれしいです。

          □

歌詞では探究心について書いています。

ショートケーキ=王道

どこでもすぐ見つかる、簡単に与えてもらえる王道なものに引き金を引き

自分で新たなものを探しにいってみよう、という内容です。

ニコニコ動画の片隅にひっそり投稿された俺の動画を

見てくださった方々はもともと

『隠されたもの』『あまり世には知れ渡っていないもの』

を自分で探すのが好きだったり、得意だったりする人なのではないかな

なんて考えたりもしながらいそいそと書きました。

さて、実は登場する女の子の胸に空いている穴は

ものの例えではなく本当に生まれたときから空いていて

日々ゆっくりと死に近づいている。

だからこそ生き急ぐように何かを探しているのだ。

という込み入った裏設定を考えたんですがとても歌詞に入りきりませんでした。

そして今日の急激な冷え込みによって手足がかじかみました。

まったく油断も隙もないです。

今から部屋でも靴下を履くことにします。

ありがたや

先日三つめの動画を投稿したんですが

一曲目『ルリビタキの巣』の動画を作ってくれた七星さんが

自身のブログにて紹介してくださっていました。

ありがたや……

これほど今の気持ちに相応しい言葉はありません。

本人からでなく、何気なく覗かせてもらったときに知るというのがまた

素敵な展開じゃあないですか。

自分が何かをしている、何かを作っている。

そのことを知っていてくれる人がいるというのは

当たり前なようでいてやっぱり嬉しいもんです。

今は賛否に関わらず自分以外の誰かの反応がとにかく無闇に嬉しいんです。

ちなみに作業ペースが速い、というようなことを

仲間内で言われることがあるんですが

自分は今特別気合を入れて頑張っているようなつもりはまったくなく

単純に好きなRPGゲームを徹夜でやっちゃう中学生のテンションに

なっているだけなんです。

なんといっても買ったばかりの機材と編集ソフトが快適すぎるんですね。

音色が増え、編集でやれることが広がり、ギターの音もこれまでとは

比較にならないくらい良いものになったので

次々に新たなタイプの曲にとりかかりたくなってしまうというわけなんです。

とかいってるそばから実は四曲目が。

そのことはまた次回に。

思えばもう三曲目



三曲目『world wide winder』を投稿しました。

当初ここでは『www』と略して表記しようかと思っていたんですが

なんだかひとりで笑っているようにしか見えなかったのでやめました。

そんな曲の歌詞はこちらです。

http://blog-imgs-47.fc2.com/d/o/u/doughnutsorc/20100921002736076.txt

ぜんまい仕掛けの少年と少女がぎこちなく動く感じを

あちこちで変わる拍子やテンポでうまく表せているといいんですが

聞く人が疲れやしないかという心配もあったりして。

しかし、こういう曲もたまには、ということで。

使用させていただいたイラストに関しては

見つけた瞬間に「ああ、これだな」という感じでした。

文句なしに素晴らしい絵です。

ずっと眺めていても疲れないし、あの道の先を曲がったら

何があるんだろう? と想像したりするのも楽しいですね。

古き良きプログレッシブ・ロックとはまた違うものですが

そういうの好き、という人がいたらぜひ一度聴いてみてください

詞、及び曲完成



七転八倒の末、三作目の詞が完成。

タイトルは

『world wide winder』

世界のネジを巻く者。といったところでしょうか。

もちろん正しい意味ではなく、自分訳というか、自分解釈ですが。

winderは巻く人、とか時計を巻く鍵といった意味があるようで

キミに決めたっ☆という感じで即決しました。

しかし詞をろくに煮詰めもしないうちから同時進行でミクに入力していたせいで

途中、新たな歌詞を思いつくたびに何度も入力しなおすはめに。

その部分で七転していたわけです。

気持ちが逸って空回りとはこういうことを言うんです。

さて、今回の曲は大好きなプログレッシブ・ロックを

自分なりに作ってみたいと思ったところから出発したわけですが

詞のテーマも当初から決めていました。

『ロボット』です。

ロボというとすぐにジャイアント・ロボを連想してしまうのは俺の悪い癖ですが

そういうロボットではなく、いわゆるアンドロイドです。

個人的にアンドロイドはいささかおしゃれでハイテクすぎるイメージがあるので

機械やロボットなどレトロな言いかたが好きです。

話がそれましたがこの曲ではあるロボットの少年と少女の

長い長い旅の終わりを描いています。

彼らの背中にはぜんまいのネジがついていて

相手にそれを巻いてもらわないと一週間で止まってしまう、というルールがあります。

冒頭の絵のような塩梅です。

自分で自分のネジは巻けないわけですね。

そして彼ら以外のロボットはみんなすでに止まってしまっており

彼らを造った人間たちも遥か昔に移住のために地球外へ旅立ってしまっていて

もう地球には誰もいません。

相手のネジを巻かなきゃ自分も一週間後に止まってしまう。

相手のネジを巻くのは相手のためなのか、自分のためなのか。

という、現実世界の間々ある問題を簡略化、空想化した設定でお届けします。

あら、これっていわゆる『世界系』ってヤツなのかな?

書いてる途中そんなことを思ったりもしましたが、世界の滅亡と少年少女の関係は

なんの関連もないのでやっぱり違うな、ということで落ち着きました。

詞の中で少年がとった行動の真意はご想像にお任せするとして

ここまでで容易に予想できてしまうかもしれませんが、この曲は長いです。

大風呂敷を広げました。六分です。

日進UFOと日進カップヌードルを連続で作れる時間です。

プログレ好きな人からすると六分でも短いと感じるかもしれませんが

趣味趣向のバラバラな不特定多数の方が見る可能性のあるニコニコ動画に

六分の曲を投稿するというのはちょっと勇気がいります。

それでなくても新参者で小心者ですからね。

もちろん飽きさせないようおもちゃ箱のように次々と曲の展開を変えてみたり

普段あまり使わない音色を試してみたりと悪あがきもしていますので

ニコニコ動画を覗いたとき、もしも投稿されているのを見かけたら

ちょいと立ち寄って聞いてみてください。

二曲目、投稿。



二曲目『鬼は敲く月下の門』を投稿しました。

一曲目と二曲目の投稿の感覚がやけに短い、短すぎるのは俺の目の錯覚でしょう。

多くの人が眼精疲労に悩まされる時代ですからね。

さて、今回は以前登録したピアプロから一枚の絵をお借りし

そこに自分でこつこつと歌詞をつけていきました。

作業中、地味で小さな問題がいくつも立ちはだかりましたが

一晩格闘してなんとか完成させることができました。

こちら歌詞になります↓

http://blog-imgs-47.fc2.com/d/o/u/doughnutsorc/20100915004508943.txt

物心つく前から鬼の面を被らされ、自分の素顔も知らないまま

屋敷の中で祀られて育った娘のお話です。

そうです。鬼っ娘ですよ。

が、検索してみて感じたんですが鬼っ娘というものはあまり市民権を得ていないようです。

その反面、狐面や般若を被った少女なんかはわりと見かけます。

般若は嫉妬などの妄執にとりつかれた女性が変化していったものだし

狐も古くから女性的な側面のある獣として語られているので

少女と結びつきやすいのでしょう。

反対に鬼はというと現代ではイメージが分散しすぎていて

少女と融合させたとしてもキャラ性が伝わりにくいのかもしれません。

それでなくても鬼は男性的だし、『世の闇に潜むモノ』『不条理な力』の象徴なので

いっそう女性と融合させるのには不向きな存在なのかもしれないですね。

しかし自分はそのミスマッチに惹かれたわけです。

歌詞ですが、この曲はルリビタキのときよりも作詞していて楽しかったです。

自分はもともと妖怪、民間伝承、怪異譚などが大好きなので

そういうエッセンスを散りばめるのも楽しかったし

語呂や韻に気をつけながら言葉を選ぶのも心地よかった、というわけです。

小さい頃大好きで何百回と読み直した妖怪大百科的な本が

実は偽りだらけの内容だったということをつい最近知って

複雑な気持ちになったのは別に内緒でも何でもないですが

不思議なもの、出来事、話。大好きです。

さあ、三曲目も後は作詞を残すのみなのでもうひと頑張りです。

初投稿



はい、ついにニコニコ動画へ投稿しました。

まずキュートな絵を描き、動画を作成してくれた七星さん

本当にありがとう!

究極に、比類なきほどに感謝です。

               □

それにしてもいつも見ていた画面から

自分の曲が聞こえてくるっていうのは実に奇妙な感覚ですね。

さて、このドキドキが初恋のそれと似ているかどうかはさておき

こちらが歌詞になります↓

―――――――――――――――――

【ルリビタキの巣】

海のような空をふたりで見ていた
だけど雨はしばらく降らないだろう

潰された果実はもう果実じゃない
それならこれももうわたしのママじゃない

洋服の背中にハサミで穴を開けてる
翼が邪魔で着れないのね かわいそう

孤独なあの子を見ていたい
ひざに血滲ませて
太陽の見あたらない青空
雛鳥は落ちてく

空には転がり落ちてきそうな月
痣を咲かせあいながら川を下るの

かんちがいの翼広げ あの子が飛んだ

夏の空

孤独なあの子を見ていたい
ひざに血滲ませて
太陽の見あたらない青空
雛鳥は落ちた

―――――――――――――――――

前にも書いたんですがルリビタキというのはツグミ科の鳥です。

世の中には他の鳥の巣に自分の卵を産んで『育てさせる』

『托卵』という行為を行う鳥がいるそうで

ルリビタキはというと、卵を『育てさせられる』方の鳥だそうです。

つまり、ルリビタキの巣では違う種類の鳥が一緒に生まれ、育つわけです。

また、托卵をする鳥として有名なカッコウの雛は

自分が先に卵から孵ると元々そこにあった卵を

巣の下へ落としてしまうことがあるそうです。

自分はこのエピソードを知ってこの曲の元になった小説

『ルリビタキの巣』を書きました。

――――――――――――――――――――――――

自分とは人間として決定的に違うと感じる相手と

同じ部屋で過ごすことになったふたりの少女。

彼女らはお互いに相手を巣の下へ落としてやろうと

激しく、残酷にぶつかり合う。

――――――――――――――――――――――――

というような内容です。

また機会を見つけて物語の詳しい概略を書きたいなと思っています。

とにもかくにも、ようやく初投稿です。

聴いてもらえると嬉しいです。

そしてもしも気に行ってもらえたならひとりきりで本気のガッツポーズをして喜びます。

ピアプロのこと。そして三曲目へ。

このたび、ピアプロにオリジナル曲を投稿してみました。

ピアプロとはなにかといいますと

絵や音楽などオリジナル創作物を投稿し、公開するサイトです。

などと偉そうに説明しましたが、実は自分は少し前まで

このピアプロについてほとんど知識を持っていませんでした。

パワプロのスピンオフ作品かな? という程度の認識でした。

調べてみたところ、初音ミクを売り出したクリプトンが運営しているそうで

だからなのか、初音ミクでオリジナル曲を作っている人の多くが

このピアプロに曲を投稿しているようでした。

ということでシステムや成り立ちなど、まだハテナな部分もあるにはありますが

ここはひとつ思い切って飛び込んでみよう

と自分の尻を蹴りあげ、このたび投稿してみたというわけです。

投稿したのは『ルリビタキの巣』、サイトはこちらです↓

ピアプロ

歌詞ものせてありますのでよければ一聴していってくださいな。

               □

そして三曲目です。

こりもせず作り始めてます。

相変わらずオシャレなテクノやダンスビートとは

無縁のバンドサウンドですが

不思議な浮遊感のある曲に出来たらいいなと思い、頑張っております。

マイマイ新子と千年の魔法


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興行的には成功とは言い難く、世間の認知度も低い作品ですが

これがとても良かった。

まさに『掘り出し物』。

舞台は昭和30年の山口県。

子供たちの日常と心の動きが主な内容となっています。

観た多くの人が感じているように、これは『感動できる』作品だと思います。

実際随所に見られる演出やカメラワーク、ストーリーには俺も心を動かされました。

ただ、このアニメが一部から熱心な支持を得ているのは

感動を『過剰に押し付けていない』からなのではないかと感じました。

意識してやろうと思えばもっともっと観客を泣かせることもできただろうなと思います。

なのにそれをしていない。

使われている音楽からは感動よりも元気の良さや躍動感を強く感じましたし

ラストもじつにさっぱりと爽快に描かれていました。

製作者側が意図的に用意した泣きポイントがあり、そこで待ってましたとばかりに泣く

いわゆる『泣ける映画』というのとは違って

観た人がそれぞれ心を動かされる小さなシーンが随所に隠れている、という感じ。

おそらく人によって重要なシーン、好きなシーンがまるで違うだろうと思います。

個人的に一番好みに感じたのは随所で出てくる『花』です。

どれもひとつの絵としてとても綺麗に描かれていました。

前後のストーリーや設定など関係なく、その『絵』だけで十分に眼福です。

美しさという点では中盤の川のシーンも秀逸です。

透き通った川底に木の実や花、ビー玉などを沈めていく子供たち。

それらの取り合わせが生み出す色彩、視覚効果にドキリとさせられました。

ちなみに昭和の、あの当時の町並みや文化が細かくリアルに表現されていたとか

懐かしい気持ちになれた、というようなことは不思議とそれほど感じませんでした。

それはその点においても『押し付けすぎていない』ことが効いていたんじゃないかなと思います。

この手の作品にありがちな

「ほら懐かしいでしょ?」というような露骨な狙いがこの作品にはないように思えました。

懐かしがらせるよりも、もっと他に表現して伝えたいことがある

とでもいうような姿勢を感じたんです。

しかしここまで書いたようなことをまとめてみると

『一般うけしない地味なアニメ』ということにもなってしまうわけですが、それでも

またひとついいものを知ってしまった、と心の中でにんまりできる久々の快作でした。

日本語を活かせないものか

前回、音楽的な面から『和』について考えてみたわけですが

その後アレンジや構成をこまごまと何度も練り直す辛い状態に陥りつつも

なんとかオケを完成させることができました。

オケが出来たなら、次は詞にとりかかるのが世の常。人の宿命。

ということで作詞です。

音楽的テーマが『和』なので詞も日本語の良さを活かしたものに挑戦したいと思います。

とはいえ、自分は元々英語が苦手で詞はいつもたいてい日本語のみなんですけどね。

               □

詞には前々から小説のネタとして考えてあったストーリーを適用してみます。

そのあたりは一作目のルリビタキと同じ流れです。

簡単に言うと物心ついた頃から鬼の面を被り続けることを宿命付けられた娘の話です。

姿は鬼。ではその心の内は?

というような内容です。

そのストーリーに沿って実際に詞にしていく過程で心がけたのは

『言葉のリズム』です。

なんて偉そうに言ってますが実践するのは大変なことです。

あくまで、結果は別にしてとにかくそこを意識してみよう、という気持ちです。

さて、言葉によるリズムというのは具体的にどうすれば生まれるのか……

分かりやすい例としては

フレーズの頭や終わりに同じ母音や子音を持ってくる

というものがあります。

「よきひとの よしとよくみて よしといひし よしのよくみよ よきひとよくみつ」

と万葉集にもあります。

こういった技は歌の世界で古くから使用されているようです。

声に出して読むだけで心地よいリズムが生まれますね。

もちろん言葉の字数も非常に大切です。

短歌のような五七五がその最たる例ですね。

その他、昭和の時代に活躍したたたき売りや見世物小屋の口上なども

思わずうならされてしまうような巧みな日本語の使われ方がされています。

こういった点を意識しながら旋律に乗ったときに

心地よく聞こえる言葉を探していきます。

肝心のストーリー、文章としての意味にも気を使わなければならないので難しい所です。

個人的にはこうして頭を抱え、日本語と格闘している時間がたまらなく心地よいです。

果たして意味があるんだろうか

と我ながら思ってしまうような部分にまで注意を払って何度も言葉を入れ替えます。

しかし当然ながら、最終的に詞を解釈したり評価したりするのは

聴く側の方々なのでこちらの狙った効果が伝わらなかったり

理解されなかったりすることもあるでしょう。

そのときはものすごくショックを受けます。

とても美人な女性に突然頬を叩かれるくらいのショックを引きずりながら次の曲を作ります。

               □

さあ、詞が出来ました。

タイトルは

『鬼は敲く月下の門』

です。

小難しくしてみました。

由来もありますが、今はそれはおいといて、好き嫌いが別れそうですね。

でも雰囲気って大事です。

これでタイトルが『I Love You』だったら問題ですよね(極端)。

前作同様、完成した詞を初音ミクに歌ってもらいます。

心なしか一作目よりも調整が良い感じになったような……? 気もしたり。

これをオケと合わせれば、完成です。

この曲も近いうちにどこかで披露できればと思います。

動画と次の曲のこと

前回ついに完成をみた『ルリビタキの巣』ですが

その後なんととある方に絵を付けてもらえることになりました。

曲は完成したものの

どういうルートからどのように絵というものを付ければいいのか悩んでいたところにこのお話をいただいたので一も二もなくお願いしました。

そしてラフ画をもらったとき、嬉しさのあまり未知の鳥肌が立ちました。

自分の作品に別の人のセンスやイメージ

技術が上乗せされていくっていうのはこんなにも新鮮なことなんですね~。

これなの? コレボレイトとはこういうことをいうの?

友達と共同で作曲する、というようなことはしたことがあったけど

音楽と絵というジャンルを飛び越えた形でのコラボは過去になかったように思うので格別に嬉しかったですね。

現在は動画上に歌詞をいかに表示させていくかという点について模索されているようで

動画編集の知識を持たぬ俺は正座して完成品を楽しみに待つばかりです。

               □

とはいえ、ただ静かに座して待つというのでは芸がない。

なのでさっそく二曲目の制作に取り掛かることにしました。

ギターを弾きながら、例によって「これだ!」と思えるフレーズやイメージを脳内で探すことまる一日

いくつかのアイデアを没にした後にようやくアイデアが固まりました。

「ロックだ。それも和風だ」

ということで気分の高揚するようなテンションの高い和風ロックを作ります。

しかしこれは簡単ではない。

俺が和の何を知っていると言うのか。

これはノリや漠然とした考えからではなく、足を止めて考えてみてから作る必要があるぞ。

という思考の流れからまず考えたのは『和音階』のこと。

通常のドレミファソラシドとは違う特殊な音階ですね(和音階にもいくつか種類があるようですが)。

かの伝統的名曲「さくらさくら」がまさにそうですね。

圧倒的な和です。

ということでこの音階を部分的に取り入れてみることにします。

そして、我々日本人はどういうときに「和だな~」感じるのかということについてもちょっと考えてみました。

――結果、『ブレイク』が効果的なのではなかろうかと考えるに至りました。

『ブレイク』というのは各楽器が一斉に演奏を停止して

一時的な空白(無音)を作りだす方法のことです(おそらく)。

ヒントとなったのはお盆に地元で観た神楽でした。

神楽。他に類を見ないほどの『和』成分の塊ですね。

神楽には笛や太鼓などのお囃子がついているんですが

それが非常に効果的な『ブレイク』を使っているんです。

「ドドンッ!」(太鼓)

「良き酒肴が登り来る登り来るぅ」(演者)

001+-+コピー_convert_20100901172926_convert_20100901174216
                          画:てにをは

「これは……ブレイクじゃあないかッ!」(俺)

実は絵と台詞が別々の演目になっちゃってますが

ともかくこうした具合に合いの手として最高のタイミングで楽器が鳴り響くわけです。

そのかっこいいことかっこいいこと。

そのとき俺はまさに和を五臓六腑に感じていました。

と、話が妙な方向にいきかけましたが――

見よう見まねの『和音階』

見よう見まねの『ブレイク』

二曲目ではそれらによる効果を多少なりとも出せたらと思います。

ドドンッ
プロフィール

てにをは

Author:てにをは
曲を作ったり、投稿したりしています。
【ニコニコ動画マイリスト】⇒mylist/21119203
コミュニティ⇒《co536196》

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